〒606-0019 京都府京都市左京区岩倉南河原町148
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こんにちは。もり歯科医院 衛生士の鈴木です。 5月に入り、慣れ親しんだ平成という時代が終わり、新しい令和の時代がやってきましたね。 どういった時代になっていくのか、また、私たちがどういう時代にしていくのか、楽しみですね。 今回は、改元による時代の変化にちなんで、時代を超えて発見されたものから話を広げていきたいと思います。 先月11日の京都新聞に、「アジア第5の原人を発見」という記事がありました。 原人とは、何万年もの大昔に生活していた現代人の祖先にあたります。 学校で北京原人やジャワ原人を授業で聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。 その記事では、新種の原人=ルソン原人のものとされる歯の化石の写真が載っていました。 その歯の化石は、私たちの歯とほとんど同じ形で、5~6万年の時を超えて発見されたとは思えないほど、きれいな形で化石になっていました。 歴史をさかのぼると、北京原人も恐竜も最初に発見された化石は、『歯』なんです。 では、なぜ、歯は化石になりやすいのでしょうか。 それは、歯が身体の中で1番硬い組織だからです。 正確にいうと、歯の外側の層、普段鏡を見て皆さんが目にする白い部分「エナメル質」という組織です。 「エナメル質」は、骨はもちろん、鉄やガラスなどよりも硬く、水晶と同じぐらいの硬さがあります。 「エナメル質」の下の層は「象牙質」といい、骨と同じぐらいの硬さがあります。 エナメル質は、とても硬いのですが、一方で脆いという弱点があり、エナメル質だけでは簡単に欠けてしまいます。 欠けやすいエナメル質の土台、支えとなっているのが、象牙質というわけです。 この2つの層が一体となって働くことにより、私たちは毎日おいしく食事ができています。 でも、そんな硬い組織の歯ですが、むし歯菌や酸にはとても弱いのです。 お口のケアをサボってしまいむし歯菌が増えたり、むし歯菌のエサとなる砂糖をダラダラと食べていると、むし歯菌の出す酸によって、とても硬いエナメル質が溶かされ、穴があいてしまいます。 また、酸性の食べ物、飲み物を頻繁に取ることでも、歯が溶けてしまうことがあります。 身体の中で1番硬い歯ですが、毎日のケアをサボってしまうと、健康な状態を保てないのです。 いつまでもおいしく食事ができるように、日々のブラッシングや定期検診など、お口の健康のためにできることを今一度考えてみて下さい。 最後に少し話はずれますが、5年ほど前でしょうか、診療所のご近所さんから水仙の鉢植えをいただきました。その後、春になっても咲かなくなり、私が自宅に持ち帰り、植え替えたり、肥料をあげたり、お世話を続けていました。 すると、今年、再びキレイな花が咲きました!!
2019-05-07 09:36:00
2019年